シドニー1日目後編です。
サーキュラー・キーからフェリーに乗って、世界遺産のコカトゥー・アイランドに行ってきました。
前回の旅行記はこちら。
コカトゥー・アイランドとは?
コカトゥー・アイランドはシドニー湾に浮かぶ最大の島で、日本のガイドブックではシドニーの軍艦島と紹介されています。
1839年から刑務所として使われた後、オーストラリア随一の船舶の島として1992年まで造船所として使われ、現在は「オーストラリアの囚人遺跡群」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
戦時中には20隻以上の大型船がここで建造されたそうです。
廃墟好きな方や気軽に世界遺産を見に行きたい方におすすめの場所です。
私は特別廃墟好きというわけではないですが、アクセスもいいので世界遺産なら見てみたいな~というミーハー心で行ってきました。
サーキュラー・キーからフェリーに乗る
コカトゥー・アイランドにはサーキュラー・キーからフェリーで向かいます。
シドニー編①でも少し触れましたが、OPALカードでフェリーにも乗船できます。
フェリー乗り場は電車の駅を出てすぐ正面にあるのでわかりやすいです。
改札も電車と全然変わりません。
コカトゥー・アイランド行きのフェリーが来るまで待ちます。
行先によって船が決まっているのかはわかりませんが、待っている間に来ていた別のフェリーはかなり大きめでした。
フェリーが来たらいざ乗船!
上の写真の船よりも小ぶりですが、きれいな船でした。
中はけっこう広い。
窓越しなので若干見づらいですがオペラハウスやハーバーブリッジも見えます。
陸地からだと見えない角度で見れるのでおもしろいですよ。
シドニー湾の向こう側にも街が広がっていて、現地の人は本当に海に囲まれて生活しているんだなと実感します。私は港町育ちですが、船に乗ることはそうそうなくてこういう景色を見る経験はあまりなかったので新鮮でした。
コカトゥー・アイランド到着!
30分ほどでコカトゥー・アイランドに到着です。
桟橋を通った先にあるゲートで軽く荷物チェックがありますが、ディズニーランドであるような鞄の中までチェックされることはありませんでした。
チェックされている人もいたんですけど、基準がよくわかりません…。
荷物が多いと中も見るのかもしれないです。
荷物チェックエリアを抜けたら、あとは好きに探索します。
荷物チェックの先にあるビジターセンターで音声ガイドを借りられますが、英語しかなさそうだったので私はスルーしました。
大きい地図に音声ガイドのポイントやイベントの案内が書かれてます。
時期によってはアートイベントなんかもやっているみたいです。
島内散策前にランチ
ビジターセンターの近くにはカフェもあります。
サーキュラー・キーを散策したのがちょうどお昼時でお店が混んでいてお昼を食べていなかったので、まずは腹ごしらえ。
久しぶりのシドニーで絶対に食べたかったフィッシュ&チップスにありつけました。
本当はフィッシュマーケットに行きたかったのですが、結局時間がなくて行けませんでした。。
普通においしい。
お店的にはハンバーガーの方が名物らしいですが、フィッシュ&チップスを食べたい願望に負けました。笑
ちなみにお酒もありました。
テラス席だけですが、けっこう空いてました。景色も良い!
廃墟感満載の倉庫とトンネル
腹ごしらえをしたら島内散策に出発です。
ちなみにシドニー湾最大の島ではありますが、比較的こじんまりとした島なので歩いて回るだけなら1~2時間あれば十分です。
ビジターセンターの奥に続いている道を歩いていくと大きな倉庫がたくさん見えてきます。
遺産なので当然ですが、ぽつんと海に浮かんでいる島に古い建物が並んでいる様子を見るとタイムスリップしたような感覚になってちょっとわくわくします。
戦時中に使われていただけあって、海外の戦争映画に出てきそうな通りです。
実際に映画の撮影も行われているらしいですよ。
倉庫の中はびっくりするくらい空っぽ!
午後の明るい時間で天気も良かったので明るいですが、これで曇り空だったりすると一気に不気味な雰囲気になりそうです。
特にこのがらんとした倉庫に自分ひとりだけだったりすると明るい時間でも怖いですね。
倉庫が並んでいる通りを抜けると大きなクレーンがたくさん見えてきます。造船業で使っていた機械っぽいですね。
遺跡なのでもちろん現在は動いていませんが、それがまたタイムスリップっぽく感じさせます。
クレーンのある通りを歩いていくと、なにやら物々しい、崖の上に行ける階段を見つけました。
前日に雨が降っていたみたいで手すりが濡れていたりして、階段の段差もけっこうきつくて、足を踏み入れてはいけない場所に向かっている感がマシマシです。
金網のちょっと曲がっている感じもこわい。
登りきると先ほどまで歩いていた道が一望できます。クレーンでかっ。
俯瞰で対岸の街のビルも含めて見ると、取り残されてる感がすごいです。
帰りのフェリーの時間が近づいてきたので、ぼちぼち入口方面に戻ります。
かつて囚人達が掘ったというトンネルを通ってみましたが、けっこう暗くて人が全然いなかったので、この島で一番怖かった場所です。:;(∩´﹏`∩);:
映画だったら敵が追ってきたり出口が封鎖されるやつです。:;(∩´﹏`∩);:
世界遺産のキャンプサイト
ここまで廃墟感がだいぶ強いコカトゥー・アイランドですが、実は海が見える一角にキャンプサイトがあります。
囚人遺跡群の中にいると肝試し的な怖さがありますが、そこから少し離れると自然が豊かな美しい島です。
実際にキャンプをしている家族も何組かいて、バーベキューをしたり海沿いのベンチでゆっくりしたり遺跡群とはまったく違う時間が流れていました。
観光客がここでキャンプをすることはそんなにないのかもしれませんが、タイムスリップしたような感覚を味わえる島で週末にキャンプって日ごろの忙しさを忘れられて楽しそうです。
フェリーの2階席じゃないと見れない景色
島内を一通り回ったのでフェリーに乗ってサーキュラー・キーに戻ります。
フェリー乗り場は屋根があるので涼しくて快適でした。
帰りは2階席に座ってみました。
太陽がまぶしい+風がめっちゃ強いですが爽快感があって、窓越しよりもシドニーの開放的な雰囲気が伝わってきて楽しかったです。
ハーバーブリッジも近い!!
ハーバーブリッジの真下なんて船に乗らないと見れません。
みんな考えることは一緒なので、6~7割くらいの人がスマホ構えてました。笑
セルフィーする人もちらほら。
前回シドニーに来たときは3週間もいたのに(なぜか)ハーバーブリッジの観光はしなかったのですが、思いがけず至近距離でハーバーブリッジを見ることができてなんだか感慨深かったです。
ちなみにサーキュラー・キーに戻ってからもオペラハウス側で写真をバシャバシャ撮っておりました。シドニーは絵になる街ですね。
シドニー2日目につづきます。