旅行に欠かせないものの一つがスーツケースですが、私はSFC修行を始める前に紆余曲折を経て購入したエースのHaNTシリーズの『ラミエンヌ』というモデルを使っています。
紆余曲折についてはこちらから。
使い始めて2年以上経っていますがTwitterやブログ、そして空港でもあまり見かけない気がするので実際の使い心地をまとめてみました。
【おさらい】HaNTシリーズとは
エースといえば言わずと知れた国内スーツケースメーカーです。
10万円超のモデルもあるプロテカシリーズが有名ですが、女性社員によって作られた女性のためのスーツケースであり、プロテカに比べるとかなりリーズナブルなのがHaNTシリーズです。
HaNTシリーズにも種類がいろいろあり、おそらく主力商品とされているのは雑誌の検証記事で1位になったこともある「マイン」だと思います。
わたしも当初マインを買おうと思っていましたが、素材のマットな感じが好みじゃなかったので見送りました。
しかし、軽くてかわいいデザインでラミエンヌよりも安いのでマットな質感が好みの方にはおすすめです。
逆に光沢感がある素材の方が好きな方は物足りないかもしれません。
2年使って感じたラミエンヌのメリット
①かわいいからシンプルにテンションが上がる
ラミエンヌというスーツケースを気に入っている最大の理由は見た目です。
トランクみたいなラッチタイプの鍵がなんだかレトロな雰囲気で、やわらかな色合いやピンクゴールドっぽいフレームもかわいい。
中の柄もおしゃれで、荷物が見えないようになっているので多少雑なパッキングでも気にする必要がないのも良いです。
ちなみに私はあまり気にしてませんがサイドに底鋲のようなものがついていて、横置きしてもスーツケースが地面につかない形になっているのも汚れが気になる方にはうれしいポイントかもしれません。
見た目が好みのスーツケースを持っていると、「このスーツケースをたくさん使いたい」ということが旅行をしたくなる理由になります。
多少の不便さも確かにあるのですが、それを上回るほどにはこのスーツケースの見た目が好きだし、このスーツケースを持って旅行をする自分が好きだし、私の旅行欲をかきたてるスーツケースなのです。
②やっぱり便利なキャスターストッパー
当初はリモワの『クラシック』(旧クラシックフライト)が欲しいなぁと思っていたのですが、懸念していたのが重さとキャスターストッパーがないことでした。
リモワを買う気でいたときは「ストッパーはあった方が良いけど、なくてもまぁ使えないわけじゃないしなんとかなるかな」と思っていました。
結局ストッパーがついているラミエンヌを買うことになりましたが、結論としては
電車移動が多いならキャスターストッパーがあった方が確実にストレスが少ないです。
車移動が多い人ならこだわる必要はないですし、電車移動でも自分で動かないように止めていればストッパーがなくても使えはするのですが、つまみを回すだけで多少の揺れでは動かないようにできるのはやっぱり便利です。
※電車が大きく揺れる場合は多少動いてしまうことはあります。
スーツケースを選ぶときに何を重要視するかにもよりますし、ストッパーがなくても電車移動はできますが、特に使う頻度が高い機内持ち込みサイズのスーツケースにはストッパー付きのものを選ぶと電車移動がとても快適になることは確かです。
③人と被らない
個人的にはけっこう大事なポイントなのですが、ネットに載っているランキングや雑誌の検証記事で上位に入っているシリーズの割に人とかぶりません。
同じHaNTシリーズのマインの方は空港やホテルで使っている人を見かけることがありますが、少なくとも私はラミエンヌを使っている人はほとんど見たことがありません。
また、私が持っているハーブヴェールの色味に似た緑色のスーツケースもあまり見ません。緑色のスーツケースは他にもいろいろありますが、モスグリーンのような深い色味のものが多い印象があります。
ハーブヴェールはモスグリーンよりももう少し明るい色なので、絶妙に個性がある色だと思います。
持ち物に個性を出すことに重きを置く方や、空港のターンテーブルで自分のスーツケースを見つけやすくしたい方にはおすすめのスーツケースです。
2年使って感じたラミエンヌのデメリット
①重い
ここまで書いてきたように、ラミエンヌの最大の魅力は見た目ですが、反対に最大のデメリットは他の人気のあるスーツケースに比べて重いことです。
HaNTシリーズのマインの33リットルで2.7㎏ですが、ラミエンヌは30リットルで3.4㎏あります。
ちなみにリモワのポリカーボネート製のエッセンシャルは3.2㎏、アルミ製のクラシックは4.2㎏。
鍵がラッチタイプだったり、よくあるポリカーボネート製のスーツケースに比べて重厚感のあるデザインが魅力のラミエンヌですが、その分他のスーツケースよりも重いです。
とにかく軽いものを探している人なら選択肢から外れますし、ポリカーボネートで3.4㎏もあるならアルミのスーツケースを選ぶ人もいると思います。
②容量が少なめなので、ややパッキングがしづらい
機内持ち込みサイズに限って言うと、重さと並んでネックとなるのが容量問題です。
同じHaNTシリーズでもマインとラミエンヌでは容量のラインナップが微妙に違っています。
MサイズとLサイズの容量はラミエンヌの方が大きいですが、機内持ち込みサイズであるSサイズだけはマインの方が大きいです。
マイン | ラミエンヌ | |
Sサイズ | 33リットル | 30リットル |
Mサイズ | 47リットル | 56リットル |
Lサイズ | 75リットル | 87リットル |
3リットルの差ではありますが、ラミエンヌは見た目だけ見ると容量が多そうに見えるのですが、開けてみると右側のスペースのキャリーバーのごつごつした部分が邪魔をしてパッキングがけっこう難しいです。
1泊旅行なら困ることはありませんが、2~3泊で複数の靴が必要な場合等、通常の旅行に比べて持ち物が多い場合はかなりパンパンになってしまいます。
お土産が増えそうな旅行の場合は折りたたみ式のバッグは必須になります。
『ラミエンヌ』をおすすめできる人、できない人
2年以上ラミエンヌというスーツケースを使ってきて感じていることは、特に機内持ち込みサイズのものに関しては重かったり容量が少なかったりするデメリットはありつつも、旅のテンションを上げてくれる、旅をしたいと思わせてくれる唯一無二のデザイン性が最大の魅力だということです。
どんなものではそうですが、人によってものを選ぶ基準は違います。
特定のブランドのものを使うことにこだわる人、安さにこだわる人、軽さにこだわる人、素材にこだわる人。
人によってさまざまな基準がありますが、高すぎず安すぎない価格とデザインのかわいさを重視する人には心からおすすめできるのが『ラミエンヌ』というスーツケースだと思っています。
ちなみに、ラミエンヌは残念ながら生産中止?になっているようなのですが、似たようなデザインで『ノートル』というシリーズが発売されていました。
フレームではなくファスナータイプになっていたり、鍵がラッチタイプではなかったり違いはありますが、ラミエンヌより軽量化されています。
ラミエンヌが気になった方はこちらを検討するのもよさそうです。
新しいスーツケースを買う際は自分がこだわるポイントをよく考えて、お気に入りのものを探してみてくださいね。
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