2019DCL西カリブ航路+WDW

【WDW旅行記】本場の『ファンタズミック!』を観たら日本版との違いが楽しかった話

ディズニークルーズライン西カリブ7泊の旅、下船後に向かったウォルト・ディズニー・ワールドのハリウッド・スタジオで本場の『ファンタズミック!』を観た話です。

ショー鑑賞前に行ったキャラクターグリーティングについてはこちらから。

【WDW旅行記】ハリウッド・スタジオでグリーティングしたら推しグッズの大切さを再認識した話ディズニークルーズライン西カリブ7泊の旅、下船後に向かったウォルト・ディズニー・ワールドのハリウッド・スタジオでのキャラクターグリーティングのお話です。...

 

 

『ファンタズミック!』について

『ファンタズミック!』は日本でも2011年~2019年の8年間にわたって東京ディズニーシーで公演されていた夜の水上ショーです。

日本版は本来2019年3月まで公演される予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でパークが休園したことで1か月早い2019年2月で公演終了となってしまいました。

8年間という長期間にわたってディズニーシーの夜を彩ってきたショーの終演としては残念な幕引きとなってしまいましたが、休園期間中に公式が全編動画配信してくれたりTwitter上でファンがそれまでに撮ってきたショーの写真を載せたり感謝の気持ちを綴る等して、ゲストに非常に愛されていたショーでした。

 

しかしこのショーは日本オリジナルのものではなく、もともとは1992年にカリフォルニアのディズニーランド、そしてWDWでも1998年から公演され続けているとても歴史の長いショーです。

ディズニーシーにファンタズミックがやってくるときは、「あの」ファンタズミックが日本で観れるということで、ディズニーファンの間ではかなりわくわくするニュースだったそうです。

(ちなみに私は当時まだ学生で海外パーク事情に明るくなかったので、アメリカにもあるショーが来るんだ、へ~~くらいの気持ちでした笑)

 

WDW版『ファンタズミック!』

ライブ会場のような専用スタジアム

日本のファンタズミックはディズニーシーの玄関口であるメディテレーニアンハーバーの海全体を使ったショーなので、帰ろうとしていたゲストもたまたまショーの時間だったから遠目に見るということもできる気軽に見ることができるショーでした。

対してWDWではパークの中でもかなり奥まった場所にある専用スタジアムでショーが開催されます。

アプリで見るとめちゃくちゃ奥地にあります。

日本版にはないファンタズミックの看板もあります。

ショーというより大作映画かコンサートに行くみたいな感覚になってしまいました。

 

会場の中に入るとこんな感じ。

本当にコンサート会場みたいです。予想より遥かに大きい会場でびっくりしました。

(開演前にゲストみんなでウェーブするまでありました。)

 

ステージとウォータースクリーン

日本版とWDW版でおおまかなストーリーに違いはありませんが、演出上の違いはいろいろあります。

大きな違いとしてはステージとウォータースクリーンです。

 

日本版はすべて水上で展開されるのでステージはありません。

ミッキーは基本的に海の中央にあるソーサラーハット型のバージにいて、ミッキー以外のキャラクターもバージで移動してきます。

対してWDW版は船での移動もありますが、基本的にショーの中心は川を隔てた向こう側にある岩山の上で行なわれ、これがメインステージとなります。

 

そして最大の特徴がディズニーアニメーションの映像が流れるウォータースクリーン。

日本版ではバルーンのようなものに映されますが、アメリカ版はウォータースクリーンといって水に映像を映す手法がとられています。

ディズニーシーはパークの構造上、360度ゲストに見られるのでウォータースクリーンを使うとミッキーの後ろ側(プロメテウス火山側)からは何も見えなくなるのでバルーンに映す手法がとられたのだと思いますが、アメリカではファンタズミック以外でもウォータースクリーンが使われています。

 

私はカリフォルニアのディズニーランドに開園60周年の年に行ったことがあり、当時はアメリカ河の工事中でファンタズミック自体は観れなかったのですが、カリフォルニア・アドベンチャーのワールド・オブ・カラーではウォータースクリーンが使われていました。

映像によってはバルーンと比べるとぼやけてしまうものもありますが、目の前いっぱいに広がる水にディズニーアニメーションの映像が流れるのは単純にものすごい迫力です。

アメリカのパークはすべてにおいてスケール感が桁違いで圧倒されます。

ウォータースクリーンもすごいけど、冒頭のミッキーの水を操るときの振り付けがちょっとださくてかわいい。

 

WDW版にしかないポカホンタスパート

演出面以外の日本版との違いで、アメリカだからこそだなと思ったのはポカホンタスパートがあること。

 

日本ではマイナーな作品ですが、実在したネイティブアメリカンの女性、ポカホンタスを題材にした作品です。

 

ハッピーエンドとは言い難いストーリーやネイティブアメリカンという題材の問題なのか日本人にはあまり馴染みのない作品ですが、アメリカ人にとっては自分達の国のルーツにまつわる話ですのでこの作品がフィーチャーされるのはアメリカのパークらしいと思いますし、とても意義のあることだと思います。

 

ちなみに日本のパークでポカホンタス要素がまったくないのかと言われるとそうではなく、東京ディズニーランドのクリッターカントリーにたまに現れるミーコというアライグマのキャラクターはポカホンタスのキャラクターです。

 

ヴィランズのバリエーション

ファンタズミックの終盤にはミッキーとヴィランズが対決する場面がありますが、日本版は『白雪姫』のウィックド・ウィッチ、『リトル・マーメイド』のアースラ、そして『眠れる森の美女』のマレフィセントがメインで、最後はドラゴンになったマレフィセントとミッキーが対決するというストーリーです。

実際に登場するのはドラゴン姿のマレフィセントのみで、ウィックド・ウィッチとアースラは映像のみですが、クライマックスのマレフィセントとの戦いは海全体を使って炎や花火で戦いが演出されて遠目でもわかるほどの迫力があります。

 

対してWDW版は登場するヴィランズのバリエーションが豊富で、実際に姿を現すのはウィックド・ウィッチ、『アラジン』のジャファー、マレフィセントの3人ですが、映像のみの出演も入れると『ライオン・キング』のスカー、『ノートルダムの鐘』のフロロー判事、『ヘラクレス』のハデス等、登場キャラクターが非常に多いです。

ディズニーシーと違ってステージを使うので映像以外でもキャラクターを登場させやすいというのはあるでしょうね。

 

動画の最後の方を見るとわかりますが、特に炎がめちゃくちゃ近いので生で見るとめちゃくちゃ怖いです。

ディズニーシーは海全体がステージで遠目でもわかる迫力で魅せるという感じですが、WDWはよりゲストに近いところで迫力を体感させる魅せ方に感じます。

 

めちゃくちゃ近くまで来る蒸気船ウィリー版ミッキー

ヴィランズを倒したら最後はミッキー達が総出演です。

日本版だといくつかの船にわかれて登場しますが、WDW版はひとつの船にみんなが乗ってやってきます。

 

ミッキーはデビュー作『蒸気船ウィリー』の姿で、蒸気船を操縦しながらの登場です。

WDW版ファンタズミックのミッキーは何回着替えるねん!と突っ込みを入れたくなるほど服装がころころ変わるのも魅力です。

 

しかもこの蒸気船めちゃくちゃ近くまで来てくれます。

WDW版ファンタズミックの終盤はとにかく近さで楽しませてくれるポイントが多いですね。

最後に日本版でもお馴染みのミッキーの瞬間移動と大迫力の花火で終演です。

 

一日の最後は『スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペクタキュラー』

日本版とは違う魅力がたくさんあったファンタズミックを観終わって、ハリウッド・スタジオでやりたかったことは3つとも達成しましたが、最後にハリウッド・スタジオの花火を見てから帰ることにしました。

 

WDWの花火といえばマジック・キングダムの『ハッピリー・エバー・アフター』が有名ですが、定番すぎてとんでもなく混みます。

ハリウッド・スタジオではスター・ウォーズがテーマの『スター・ウォーズ:ギャラクティック・スペクタキュラー』が開催されていて、こちらは観る人は多いですが比較的ゆとりを持って見ることができました。

おなじみのテーマ曲から始まり、花火だけでなくレーザーやプロジェクションマッピングもふんだんに使用した大迫力のナイトショーです。

 

映画の映像がたくさん使われているので、ギャラクシーズ・エッジ同様、こちらもスター・ウォーズ・シリーズを観ている人ほど楽しめる、没入感の強いエンターテインメントでした。

 

半日という短い時間でしたが、WDWのほんの一部でも楽しむことができて充実感たっぷりのままハリウッド・スタジオを後にしました。

またいつかフロリダに行くときは、一週間くらい滞在して思いっきりWDWを楽しみたいと思います。

 

帰国日の旅行記はこちら。

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