旅行記

【アドベン旅行記】日本一のパンダ一家を見に行ったら沼過ぎた話

パンダ観覧目的の白浜への旅、ついにメインイベントであるアドベンチャーワールドに到着です。

羽田での前泊〜南紀白浜空港到着まではこちらからどうぞ。

【アドベン旅行記】久々すぎるJAL便で行くはじめての南紀白浜の旅先日日本一のパンダファミリーを見るために南紀白浜のアドベンチャーワールドに行ってまいりました。 早朝のJAL便で南紀白浜へ向かったので、空港近くのホテルでの前泊からスタートです。...

 

 

まずは荷物を預けにホテルへ

アドベンチャーワールドに行く前に、まずは荷物を預けにホテルへ向かいます。

今回宿泊したのは『紀州・白浜温泉むさし』です。

 

空港からバスで15分くらいの場所にありますが、バス停の目の前だったので壊滅的方向音痴の私でもスムーズにたどり着けました。(最寄りのバス停は白浜バスセンターです)

むさしは高級フロア『和邸』が有名で多くの受賞歴もある旅館ですが、いかにも歴史がありそうな風情でとても素敵な空間でした。

高級感のあるロビーにも、白浜らしくしっかりパンダのぬいぐるみがありました。かわいい〜。

 

私達は一番安い『時鳥』という離れの客室に泊まりましたが、フロントの品の良いスタッフの方がラウンジでのコーヒーをすすめてくれたりとホスピタリティも素晴らしかったです。

アドベンチャーワールドの開園時間に間に合うか間に合わないかくらいの時間だったのでお断りしてしまったのですが、また機会があればラウンジも利用したいなぁ。

あいにくの雨模様でしたが傘も貸してくれました。タクシーを呼んでもらっていざ出発♪

 

アドベンチャーワールドへ!

アドベンチャーワールドにはタクシーで15分程度で到着。なんとか開園時間に間に合いました。

 

入園はディズニーランドのようにQRコードをかざすスタイル。慣れてる方法で助かります。

 

中に入るとこれまたディズニーランドのワールドバザールのようなドーム型のアーケード街。噴水のところで普通にペンギンが泳いでてびびりました。

 

雨なのでパンダ観覧は屋内のみ。

楓浜は整理券配るのかと思っていましたがなさそうでしたので、パークガイドをもらってまずはブリーディングセンターに向かいます。

 

日本一のパンダ一家『浜家』

アドベンチャーワールドでは7頭のジャイアントパンダが暮らしています。

※2023年2月に永明、桜浜、桃浜は中国に返還されました。

  1. 永明(えいめい):1992年中国生まれの世界最高齢のお父さん
  2. 良浜(らうひん):2000年アドベンチャーワールド生まれのお母さん
  3. 桜浜(おうひん):2014年アドベンチャーワールド生まれの双子の姉
  4. 桃浜(とうひん):2014年アドベンチャーワールド生まれの双子の妹
  5. 結浜(ゆいひん):2016年アドベンチャーワールド生まれ
  6. 彩浜(さいひん):2018年アドベンチャーワールド生まれ
  7. 楓浜(ふうひん):2020年アドベンチャーワールド生まれ

 

これは中国を除けば世界一の頭数で、彼らは「白浜」にちなんで『浜家』と呼ばれています。

数年前にNHKのファミリーヒストリーで、そのルーツが深堀りされたこともありました。

 

ちなみに永明と良浜の間には既に中国に返還されたこどもが5頭、その前に永明が良浜のお母さんである梅梅(めいめい)との間にもうけたこどもが6頭おり、返還後にこどもや孫をもうけたパンダもたくさんいます。

 

まずはブリーディングセンターへ

ジャイアントパンダが見られるのはブリーディングセンターとパンダラブの2か所。

2022年2月時点ではお母さんの良浜(らうひん)、お父さんの永明(えいめい)、2018年生まれの彩浜(さいひん)、そして末っ子の楓浜(ふうひん)の4頭がブリーティングセンターで暮らしていました。

(楓浜は2022年4月に独り立ちし、パンダラブに引っ越しています)

 

ブリーディングセンターはパークの奥の方にありますが、標識に従っていれば迷うこともないし、ずっと屋根があるので雨に濡れることもなく快適でした。

しばらく歩くといよいよ見えてきました。ずっと動画で見てきた楓浜ちゃんを生で見れるということでテンション爆上がりです。

 

楓浜と良浜

ほんもの!!!!!

 

かわいすぎる〜〜〜〜〜!!!

これは自分がめちゃくちゃかわいいのわかってますね。あざとい〜〜〜〜!!!

かと思ったら今度はおっちゃんみたいにぐでーんと爆睡体制に。お腹もふもふしたい。。

 

奥ではお母さんの良浜がおいしそうにごはんをムシャムシャ食べてました。

楓浜にたくさんおいしいミルクを飲ませないといけないので、ひたすら食べまくります。

(主食の竹からとれる栄養が少ないので、パンダは基本食っちゃ寝生活です)

 

親子で仲良く遊んでいる姿もたくさん見せてくれました。

いつ独り立ちしてもおかしくない時期だったので、お母さんによるトレーニングはややスパルタ気味です。

 

もっと小さい頃には頻繁に見られた、楓浜の頭をくわえて移動させる通称「ママクレーン」。

随分大きくなったので重そうですが、ちょっとだけ見れました。

 

さぁわがまま言ってないでそろそろ帰るわよ!!とでも言ってそう。

もはやかわいいという言葉以外でてこない。。

 

8歳での初産以降、21歳(人間だと60代くらい)になっても全力で子育てをがんばる良浜。

楓浜のかわいらしさがどうしても目立ってしまいますが、良浜はとっても美形のパンダです。耳がミッキーみたいにまんまるなのがかわいくて、私の一番お気に入りのパンダなのです。

 

彩浜

隣の部屋にいたお姉さんの彩浜はほとんど寝てましたが、一度だけ起きてるときがありました。

お客さんの目の前に来てしっかりファンサービス。さすがの対応力です。

飼育員さんに言わせると彩浜は「特徴がないのが特徴」らしいのですが、個人的には鼻の上の部分が長くてちょっと犬っぽいお顔、という印象があります。

 

彩浜は生まれたときはたった75グラムという未熟児でした。(普通は150グラムくらい)

飼育員さんや良浜の愛情こもった育児の結果、いまやパンダファンの間で『ボス』『社長』とあだ名されるほどの立派なパンダになりました。赤ちゃんの頃の彩浜は動画でしか知らないけど、それでも元気に寝て食べて遊んでいる姿を見ると感動します。

 

お父さんの永明は結局一度も見れず、彩浜も動いてる姿は少ししか見れなかったので、次に来たときにはもっとたくさん見たいなぁ。

 

パンダラブのお姉さんパンダたち

つづいてお姉さんたちがいるパンダラブへ向かいます。

パンダラブには双子の桜浜と桃浜、そのすぐ下の妹である結浜が暮らしています。

※2022年4月以降は楓浜もパンダラブ暮らしです。

 

桜浜

まずは7歳の双子姉妹の姉・桜浜から。

桜浜ちゃんは良浜よりもさらに耳が大きく、なんなら今にもとれそうなくらいなのが特徴で、浜家の中でもかなり見分けがつきやすい子だと思います。

 

おやつのりんご?にんじん?を探したり

 

大量の竹に埋もれながらごはんを食べたりと、愛くるしい姿をたくさん見せてくれました。

ちなみに双子の妹の桃浜はお父さんに似てグルメなので竹の選り好みをしますが、桜浜は好き嫌いがない方らしいです。

余談ですが、うちの母は桜浜が最推しになりつつあります。

時々見せるきょとんとした表情がツボにはまったようです。

 

結浜

つづいて桜浜・桃浜のすぐ下の妹である5歳の結浜。

頭のてっぺんの毛がぴょんと飛び出ている、通称「ピコン」が特徴なのですが、実は楓浜にもあるので「頭のピコンがある大きい方のパンダ」と覚えると見分けがつきやすいです。

櫓の近くで寝そべりながらごはんを食べたり

 

木登りしてみたりとこちらもお客さんにシャッターチャンスを与えるのを忘れません。

ただせっかくかわいい姿を見せてくれたのに、撮影位置の関係でどうしても櫓や木にピントが持っていかれてしまいました〜〜(泣)

この日は永明同様に桃浜の姿も見れなかったので、リベンジしにまた南紀白浜には行きたいと思います。

 

予想以上に中毒性が高かったジャイアントパンダ

これまでアドベンチャーワールドの公式チャンネルはもちろん、パンダファンの方がアップしている動画をYouTubeでたくさん見ていたのでパンダのかわいさはわかったうえで現地に向かったのですが、思っていた以上に全員が愛くるしく、心を鷲掴みにされた気分でした。

 

平和なパンダファンたち

当日は雨で屋内展示だけだったためお客さんは分散されないだろうし、「あまりたくさんは見れないかなぁ、でも本物の楓浜を見れれば十分かな、パンダ以外にもいろいろ見るものはあるみたいだし…。」くらいの気持ちだったのですが、実際は予想とは違ってかなり長い時間かわいい姿を見ることができました。

もともと雨予報だったので晴れの日より空いていたということはあると思いますが、常連っぽい人もずっと撮影場所から離れないわけではなく譲り合っている雰囲気があって、ストレスになるようなお客さんは見かけませんでした。

もしかすると中には困ったお客さんもいるのかもしれませんが、パンダファンって年齢層が高めのイメージがあるので心に余裕がある人が多いのかなとも思いました。

 

とにかくかわいいパンダたち

目の前で動くジャイアントパンダという生き物のかわいさが、本当にいつまででも見ていたくなる中毒性を持っていました。

生き物だから当たり前なのですが、ずーーーーーーっと寝ていて動いている姿が見れない場合もあるし、結局一度も見れなかった永明と桃浜が出てきているかもしれないと期待する気持ちもあるし、ふいに私達の目の前まで近づいてきてかわいい姿をみせてくれることもあって、とにかく何が起こるかわからない楽しさがありました。

 

ディズニーオタクをやっているとショーの最中にキャラクターが思わぬリアクションをしてくれたりするおもしろさはあるし、あのつくりこまれた世界観の没入感はなんとも言えないものがありますが、コロナ禍ではショーも少ないし、細かい違いはあるけどショーのストーリーは決まっているからパンダほど予測できないものではないんですよね。

それが新鮮でおもしろかったのかもしれません。

 

  • パンダファンの年齢層が高いからか、お客さんがいい人ばかりでノーストレス
  • 生き物だからとにかく何が起こるかわからない予測不能さが、ディズニーオタクには新鮮でおもしろい
  • 7頭全員を見れたわけではないので、見れていない子が出てきているかも、という期待感で何度も見に行ってしまう

 

一回楓浜を見れればいいわ、と割とドライな気持ちだった母でさえ自分から「もう一回見に行こう!」と言うほどで、たぶんブリーディングセンターとパンダラブを5〜6往復くらいはしていたと思います(笑)

おそらく最低でも年に1回は白浜に行くのが恒例行事になりそうです。

 

パンダ以外についてはこちらからどうぞ。

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