東京ディズニーリゾートにそれなりの頻度で通うタイプのディズニーオタクの場合、パレードやグリーティングをきれいな写真で残すためにデジタル一眼レフを購入する人が多いです。
私もご多分に漏れず7年ほどNikonのD5300というカメラを使っていましたが、今回SONYのα7cというミラーレスカメラに買い替えたのでニコンのカメラとの比較をしてみました。
7年使ったNikonのD5300とZ50への買い替え
そもそも私はディズニーランドにたくさん行きたいがために東京で就活をしたのですが、就職前に年間パスポートを購入し、就職後数か月が経った頃に初めてデジタル一眼レフを購入しました。
当時は今よりもカメラの知識がなくて各メーカーの違いだとかセンサーの違いだとか詳しいことは全然わかってなかったのですが、いろいろ調べた結果NikonのD5300というカメラを買って7年近く使ってきました。
旧製品なので販売終了してるのですが、2021年のラインナップではミラーレスのZ50が後継機にあたるみたいです。
2019年の年末あたりから買い替えは検討していて、最初の緊急事態宣言が出る直前くらいにZ50を購入していました。
そもそもなぜ買い替えたのかというと、理由は大きく分けて2つです。
①見た目上の劣化問題
単純に7年も使ってると傷や汚れが目立ってきました。
グリップ部分のゴム交換等もしたのですが、なんだかカメラを持っていてテンションが上がらなくなっていました。
②センサーの水泡問題
ディズニーランドとディズニーシー双方で毎年夏に行われている放水ショーの撮影で若干ボディに水が入ってしまっていたみたいで、たまにセンサーに水泡っぽいものが見えたりして年々気になるようになっていました。
(特にディズニーシーの放水ショーは嘘みたいに水攻めされるので、毎年一定数のディズニーオタクがカメラを水没させます)
故障してるわけでもないし普通に使えるのですが、かなり使い倒したのでそろそろ新しいカメラにしてもいいかな、と思って買い替えることにしました。
買い替えにあたってはいろいろ調べたのですが、当時は既に持っているニコンのレンズを手放すのが惜しいということもあり、マウントアダプターを使えば一眼レフのレンズもそのまま使えて、かつD5300より軽量なZ50に買い替えるという結論に至りました。
短期間でZ50からα7cに買い替えた理由
かくして長年の相棒だったD5300から後継機のミラーレス一眼Z50に買い替えた私ですが、購入後すぐに緊急事態宣言が発令されてほぼ外出しない(できない)日々が続き、それに伴って新しい相棒のZ50を使う機会もありませんでした。
宣言解除後は使う機会が増えたのですが、結局Z50は約半年という短期間で手放すことにして思い切ってSONYのフルサイズミラーレス一眼α7cを購入することにしました。
半年という短期間で、しかもレンズを買い直す必要があるSONYのカメラに買い替えた理由は主に3つです。
Z50を使っていてテンションが上がらなかった
めちゃくちゃ感覚的な理由ですが、実は一番大きな理由がカメラを使っている時のテンション問題です。
D5300については初めての一眼レフで徐々に良い写真を撮れるになっていって使っていて楽しかったし、「年間パスポートを持ってニコンの一眼でパークの写真を撮っている」という自分の中のディズニーオタクのテンプレのようなものがあり(パークで一眼を持っている人を観察していると、圧倒的にニコンとキャノンが多いです)北海道に住んでいたときから想像していた1か月に何回もパークに行くディズニーオタクというものになれたという満足感もあり、とにかく使っていてテンションがあるカメラだったのです。
Z50は「D5300より軽量化したい」「今まで買ったレンズを無駄にしたくない」という理由から選びました。買い替えにあたって考えていた条件は満たしているし、今まで使っていたカメラの後継機なので致命的な不満があるわけではなかったのですが、なんだか使っていてテンションが上がりませんでした。
もともとニコンというメーカーは一眼レフは強いけどミラーレスのラインナップは昔から少なく、ここ数年で本格的にミラーレスに参入してきた感があり、特筆すべき点があまりないという印象になってしまいました。
最近の自分が多少使いにくい点があっても見た目でテンションが上がるものを好む傾向にあり、「うまく言えないけどいまいちテンションが上がらない」というのは短期間の買い替えの大きな理由でした。
α7cのコンパクトなのにフルサイズという魅力
なんとなく「Z50、悪くはないんだけどなんかテンション上がらないな~~」と思っていた私が見つけたのが、「世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス」というα7cの謳い文句でした。
調べてみるとZ50よりは重いけど、D5300よりは軽いです。
こんなに軽くてフルサイズ!?
フルサイズ機にも興味はあったのですが、重くて高いというイメージから選択肢には入れてきませんでした。
α7cはカメラ系のYouTuberとコラボしたレビュー動画が複数あるのですが、女性でも扱いやすい重さというレビューがあったりシルバーカラーの方はツートンになっていてフィルムカメラみたいで見た目がかわいい!ということで、Z50の最大の不満点「いまいちテンションが上がらない」を解消してくれるカメラだと感じました。
そしてフルサイズ機購入の最大のハードルである価格面ですが、よくよく調べてみるとこれまで買ってきたニコンのカメラとレンズをすべて売ると15万くらいにはなるということが判明し、思い切って初めてのフルサイズ機を購入することを決意しました。
ちなみにカメラはマップカメラで売りました。梱包資材もすべて送ってくれるので便利です。
シューティンググリップを使いたかった
SONYのカメラの周辺機器でずっと気になっていたのがシューティンググリップでした。
2020年6月に発売されたVlog向けのデジタルカメラ『ZV-1』のレビュー動画で必ず登場していたワイヤレスのシューティンググリップで、グリップのボタンで撮影ができて三脚になるという優れもの。
コロナ禍によるステイホーム期間にYouTubeを見る時間が増え、このグリップを持って撮影する様子が楽しそうで使ってみたかったのもSONYのカメラを選んだ理由です。
ちなみにα7cにはシューティンググリップとのセットもあります。
Z50とα7cの違い
一眼レフらしさが強いZ50とスタイリッシュなα7c
まずはZ50とα7cの見た目比較。左がZ50、右がα7cです。
Z50のほうが全体的にごつめの印象で、一眼レフらしい見た目をしています。
対してα7cは私が選んだシルバーのボディはツートンになっていてフィルムカメラにありそうなかわいらしいデザインになっていて、大きさもZ50と見比べるとコンパクトです。
個人的にはツートンデザインがすごい好きなので、テンションが上がる見た目です。
上から観るとグリップの深さにかなり違いがあります。
α7cのグリップはZ50の半分程度の浅さとなっています。
これは手の大きい男性だと物足りないかもしれませんが、私は女性の中でも手が小さいほうなのでむしろちょうど良いくらいの浅さでした。
ファインダーの位置
α7c購入にあたって一番懸念していたのがファインダーの位置でした。
Z50はほぼレンズと同じ位置にファインダーがありますが、α7cは一番左側にあります。
一眼レフはファインダーを覗いて撮影する感じが「撮ってる感」があって好きなのですが、α7cのファインダーの位置だとレンズの軸がずれるので使いづらそうだなぁ、と思っていました。
実際に使ってみると、まぁ確かに最初は違和感があったのですが使ってるうちに慣れました。
チルト液晶かバリアングル液晶か
Z50とα7cのわかりやすい違いが、可動式モニターがそれぞれチルト液晶とバリアングル液晶だということ。
チルト液晶のZ50はボディの下側にモニターが出ます。
対してバリアングル液晶のα7cはボディの右側にモニターが出ます。
これは好みによるのだと思いますが、私はチルト液晶だとモニターが取り出しづらくてバリアングル液晶のほうが好みです。
一般的には自撮りするならバリアングル、ローアングルやハイアングルで撮るときやレンズの軸とずれるのが気になる方はチルトが向いているといわれています。
ディズニーオタク的にはアトラクション内の撮影で「液晶モニターを使っての撮影はNG」とされていることもあるので、モニターを内側にしまえるバリアングルのほうが重宝します。
地味にうれしいα7cのタイプCの充電ポート
逆に下調べしているときにはあまり着目していなかったけど、実際に使って地味にうれしかったのが充電ポートとSDカードスロット。
Z50はUSB給電の場合、ポートがMicroUSBになってます。
基本的に充電はバッテリーチャージャーを使うからいいんですけど、MicroUSBって挿しづらいからめっちゃ嫌いなんですよ…。
対してα7cはタイプC対応!!
端子の向きを気にしなくていいのでノンストレスで充電できます。
ガジェット好きの方だと端子はできる限りタイプCに統一したいという方が多いのですが、その気持ちがすごくよくわかりました。
ちなみに、SDカードスロットがサイドにあるのも使いやすいです。
(Z50は底面のバッテリーと同じところにスロットがあります)
唯一の不満点:SONYのZバッテリー問題
α7cは基本的にとても好きなカメラなのですが、唯一の不満点がバッテリー問題です。
α7cのバッテリーはSONYのバッテリーの中でも大容量のZバッテリーと呼ばれるものなのですが、めっちゃ高いのです。
Nikonのバッテリーは使いやすくて安い互換品があるのですが、Zバッテリーは私が調べた限りは良い互換品がなくて純正品を買うしかなさそうです。
しかも付属品としてバッテリーチャージャーがないので、別売りのものを買わないとUSB給電一択なのです…。
バッテリーチャージャーはサードパーティー製でも良さげなものがあるので、バッテリーは純正品を買い足して充電器はクチコミの良い互換品を買うことになりそうです。
ディズニーランドでα7cを使ってみた
まずは写真撮影から
2020年11月某日、GOTOトラベルを利用して久しぶりにホテルミラコスタに泊まった際に東京ディズニーリゾートでα7cデビュー戦を迎えました。
ミラコスタの宿泊記はこちら。
新ファンタジーランドに初潜入です。歩くだけで楽しい。
昼間は濃いめの色味で撮ってみました。ちなみにレンズは28mm単焦点で撮ってます。
夜の美女と野獣の城。
ブルーにライトアップされていて妖しい雰囲気。
ISOオートにしてたのでざらついてしまいましたが、ミラコスタから夜景を撮るとこんな感じ。
暗めの場所で撮ると特に青みが強く出てる気がして、個人的には好きな色味です。
動画は歩き撮りだと普通にぶれる
パークを歩きながら動画を撮ってみました。
シューティンググリップを使って、できるだけ揺れないように意識したつもりですが、ふつうにぶれますね。
歩き撮りについてはα7cを使いたいならジンバルが必須になると思います。
ただパークで使うことを想定するなら、スマホ用ジンバルやジンバル付き小型カメラのほうがすぐに使えるし向いてるかも。
シューティンググリップが楽しすぎる
α7c購入理由の一つであるシューティンググリップも使って撮影しましたが、使っていてすごく楽しいアイテムでした。
α7cデビュー戦だったのですが、シューティンググリップめっちゃ楽しい。 pic.twitter.com/MhWu8R9gFE
— もん@DCL旅行記やっと完結 (@mon24mile) November 30, 2020
動画の歩き撮りは普通にぶれるとは言え、自分が止まっている状態での動画撮影や写真撮影ではハイアングルやローアングルの撮影も気軽にできるし、なにより今まで経験したことのない撮影スタイルなので使っていてわくわくします。
ひ弱な私は5分くらい持ってるとプルプルしてくるので、腕の筋肉をつけてもっと使いこなせるように頑張ります。笑
\ランキング参加中!応援クリックをぽちっとお願いします!/