ディズニークルーズライン西カリブ航路7泊の旅6日目です。
グリーティング後はお待ちかねの『パロ』でのディナーです。
前回のグリーティングについてはこちら。
高級レストラン『パロ』を利用するのに必要なこと
『パロ』はディズニークルーズ内にある18歳以上専用の高級イタリアンレストランで、ローテーションダイニングではない、事前予約と追加料金が必要なレストランです。
ファンタジー号の場合はデッキ12にあります。
利用にあたって必要なことは主に3つです。
ちなみに、同じデッキにあるフレンチレストラン『レミー』についても同様です。
- 事前予約
- ローテーションダイニングの担当サーバーに断りを入れる
- ドレスコード(男性はジャケット着用、女性はワンピース)厳守
①事前予約
寄港地でのオプショナルツアーやプリンセスギャザリングと同様、事前予約が必要です。
予約開始時期は過去の乗船回数によって変わりますが、『パロ』や『レミー』は予約が必要なものの中でも競争率が高く、初乗船だと予約開始時点で予約が埋まっていることも多いです。
初乗船だった私達は、予約開始時点でシャンパンブランチはすべて埋まっていてディナー一択でした。
ブランチは洋上日しか利用できないので競争率が高いです。
ディナーももちろん素敵なのですが、せっかくのクルーズ旅行なので明るい時間に海を見ながら食事したらもっと素敵だと思います。また乗れたら再チャレンジしたいなぁ。
ちなみに事前オンライン予約では埋まっていても、乗船後に船内で予約できる場合もあるようなので、オンラインで予約できなかった方はダメ元でチャレンジしてみるのも良いと思います。
②ローテーションダイニングの担当サーバーに断りを入れる
ディズニークルーズのディナーはあらかじめ決められたローテーションダイニングで食べるのが原則であり、ローテーションダイニングのサーバーやアシスタントサーバーも担当テーブルのゲストは毎晩来る前提でいます。
『パロ』や『レミー』でディナーを食べるということは、その日ローテーションダイニングには行かないということになるので、担当サーバーに事前に伝えておく必要があります。
ちなみに、私達は前日に担当サーバーに伝えたところ、めちゃくちゃ残念がられました。笑
特に長期クルーズでは毎日顔を合わせておしゃべりする相手なので、サーバーとの関係性はとても大切です。
毎日お世話になる相手なので、迷惑をかけないように必ず伝えておきましょう。
③ドレスコード
『パロ』と『レミー』は高級レストランであり、男性はジャケット、女性はワンピースというドレスコードがあります。
私の場合はフォーマルナイト用に持ってきていたドレスをそのまま着ていきましたが、クチコミを見る限り、パロに関してはダメージジーンズやサンダル等でなければ断られることはないみたいです。
ただし、高級レストランらしい雰囲気のある場所なので、その場にふさわしい恰好を考えればおのずとドレスコードに沿った服装になると思います。
せっかくならおしゃれしたいですしね。
ちなみにレミーは行ってないので実際のところはわかりませんが、パロより厳格なようです。
カリブ海が大荒れだった6日目の夜
私が参加した西カリブ航路7泊の旅の前半は、初日こそ揺れていたものの、それ以外は船が海の上を進んでいることが信じられないほど穏やかなものでした。
しかし旅の折り返し地点である5日目の夜から海が荒れ始め、楽しみにしていたパイレーツナイトの花火も見ることができませんでした。
6日目もお昼ごろまではいつもより揺れは大きめであるものの、酔い止めを飲んでいれば問題ない程度でしたが、午後から徐々に揺れが大きくなっていました。
夕方時点でアトリウムのパンプキンツリーのかぼちゃが常に揺れるくらい。
かぼちゃの揺れ方だけ見るとそこまで大きな揺れには見えませんが、めちゃくちゃ揺れてます。
体感としてどれくらい揺れていたかと言うと、ベッドに横になると遊園地にあるバイキングという大型ブランコのアトラクションに乗っているときのように、船首と船尾が交互に大きく揺れているのをはっきりと感じるレベルで揺れていました。
船というよりずっとアトラクションに乗ってる感じ。
さて、この船の揺れによって、今回のクルーズ旅行最大のアクシデントが発生します。
同行者、船酔いで体調悪すぎてパロのディナー断念。
私は早めに酔い止めを飲んでいたので、少ししんどいけど船酔いをしているわけではなかったのですが、同行者である友達が完全にダウンしてしまいました。
二人で予約をとっていたのですが、とてもフルコースの食事をとれる体調ではなかったのでゲストサービスで予約を私一人に変えてもらいました。。(´;ω;`)
パロにたどり着かない!!デッキ12の落とし穴
ということで楽しみにしていた『パロ』でのディナーを一人で行くことになりましたが、友達への申し訳なさと体調への心配もあるし、あまり時間がないので急いで行かなきゃいけないし、一人で『パロ』のような高級レストランに行くことの不安もあったりで大混乱のままデッキ12に向かいます。
向かったのですが、めちゃくちゃ迷いました。
デッキ12というとアクアダックと同じなのですが、アクアダックがあるのがデッキ12の中央なのに対し、パロやレミーがあるのはデッキ12の船尾側です。
同じデッキだし「とりあえずプールの方に行けば着くだろ」という安直な考えで向かったのですが、デッキ12に関しては中央から船尾側への移動ができませんでした。
パロへの行き方を聞こうにもキャストの姿は見つけられないし、超強風+パロはドレスコードがあるので足元がヒールだったこともあり、あまり動き回れないし半泣きです。
位置関係を簡単に図解するとこんな感じ。
カバナスが開いていればデッキ11の中央に出ても船尾側に通り抜けられますが、ディナーの時間にはカバナスが開いてないので同じデッキですが移動ができません。
詳しい船内マップはミッキーネットの各客船の紹介ページを確認してみてください。
じゃあどうやって行けばいいかと言うと、客室階であるデッキ10まで一度降りて船尾側まで移動してから、改めてデッキ12に上がります。
船尾側エレベーターで上がれば、デッキ12に着いたら目の前にパロがあります。
要するにデッキ12に向かう前に船尾側に移動しておけばOKです。
グリーティング中心だと決まった場所しか行かないので気にも留めないのですが、初めて行く施設に向かうときはデッキだけでなく船首側・中央・船尾側のどこなのかもチェックすれば私のように迷子になることはあまりないと思います。
ようやくパロに到着
めちゃくちゃ焦りましたが、予約時間から5分程度の遅れでなんとかパロに着きました。
焦りすぎて入口の写真撮るの忘れました。。
高級レストランの雰囲気に圧倒されまくる
急な人数変更+若干の遅刻だったのに、さすがディズニークルーズの高級レストラン、笑顔でスマートに案内してくれます。
案内されたのが入ってすぐのソファ席。
もともと二人で予約していたとはいえ、一人でこんな良い席に座っていいのだろうかと委縮するわたし。
ソファ席から窓側を見るとこんな感じ。
照明もかなり暗めで庶民が足を踏み入れてはいけない感がすごいです。
そりゃあドレスコードありますよね。ジーンズで来ていい雰囲気じゃないです。
(ディナーでも早めの時間だと明るいみたいですが)
シャンパンブランチがあるくらいなので、窓際の入口側には大きなワインセラーがありました。
高級レストランの雰囲気にのまれまくっていたので、よけいに圧倒されました。
(ちなみに私はお酒激弱なので頼んでません)
メニューの写真撮り忘れましたが、日本語メニューもあります。
キャストさんもわかりやすい英語で説明してくれるから安心です。
ちょっとずつ不安と緊張がほぐれてきました。
オードブル
まずはオードブルから。
生ハムやチーズといったオードブルをワゴンに載せて持ってきてくれて、好きなだけ取り分けてくれます。生ハム大好きだからうれしい♪
とりあえず全種類少しずついただきました。
パンも持ってきてくれるけど、ローテーションダイニングでパンを食べすぎるとメインがろくに食べられなくなるという学びを得ていたので、ちょっと食べただけでした。笑
サラダ
続いてサラダ。
今までのクルーズの食事の量から言って、がっつりメニューは絶対食べきれない+具合は悪くないとはいえ船の揺れが相変わらず強烈なので、できる限りさっぱりしたメニュー彩りも素敵。
ちなみに私が黙々と食べてると、キャストさんが定期的に「オイシイデスカ~?」と聞いてきます。かわいい。
メインのシーフードパスタ
メインはお肉を食べたいところですが、どう考えても食べられる気がしないのでシーフードパスタ。
大好きないくらがのってる♪
パスタは見た目上は少なめに見えますが、けっこう量が多くて3分の2くらいでギブアップしてしまいました。
ソースが濃厚なのでおいしいけどお腹にたまります(;´∀`)
窓際の席のゲストは強烈な船の揺れの中でもまったく動じずにボリューミーな食事を楽しんでてすげぇな…と一人圧倒されてました。
念願のチョコレートスフレ
船の揺れと満腹感で既にお腹がはちきれそうですが、デザートにチョコレートスフレをいただきます。
クチコミで見て以来、絶対に食べたかったので維持と根性で食べます。
お腹がだいぶしんどかったけど、濃厚であったかいスフレとバニラアイスの組み合わせはやっぱり最高でした。
さすがに完食はできなかったけど、一人でも来てよかった~~~(*´ω`)と心から思いました。
あぁまた食べたい。。
最後にお口直しにシャーベット。
濃厚なデザートを堪能した後の体にしみわたります。
ハプニングもあったけど、これにて人生初のパロディナー終了です。
いろんな意味でお腹いっぱいでした。
いつかまた行くことができたら、明るい時間に、そして船が揺れていないときにメインもデザートも完食できますように。
できればブランチに行きたい。。
おまけ
ディナー後もアトリウムでグリーティングはやっていたのですが、さすがにお腹がぱんぱんすぎて部屋に直行しました。笑
この日のタオルアートはゾウでした。
目が覚めたら船の揺れがおさまっていることを願いながら7日目につづきます。